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当院の特徴2

[特徴2] 最新の知見に基づいた投薬治療と神経の解剖学的分布に基づいたブロック注射

痛みは脳で感じます。従って、“痛みを感じるまでの経路”の状態に左右されることが分かっています。

近年、難治性の疼痛の原因として、中枢の過剰反応、すなわち、痛みの記憶、または痛みの抑制系の機能不全が関与していることが分かってきています。私はこれを“知覚の閾値の低下”と考えて、必要であれば、知覚を抑制する作用のある内服薬を積極的に使用します。もちろん、ほとんどの痛みの原因は炎症であり、詳細な除外診断を行う必要があります。

腰痛などの原因はひとつではないことがあります。

また、痛みの原因はひとつではないことも多く、その原因のすべてを診断した上で、神経の解剖学的分布に基づいて、痛みの原因を直接治療することを目的とした各種ブロック注射も積極的に行います。
知覚の閾値の低下が腰痛などの治療の妨げになっている場合、ベースに椎間板性疼痛や椎間関節痛、あるいは筋肉自体の痛みなどが存在することが多く、ほとんどのケースで、投薬治療は原因に対する治療と併用することになります。
日帰り手術が必要ない、または希望されない方には椎間関節ブロックや椎間板ブロック、上殿皮神経ブロック、星状神経節ブロック、などを必要に応じて行っていきます。
神経根ブロックや仙骨硬膜外ブロックを行うこともあります。
最終的にはできるだけ投薬量を減らすことを目標にしていきます。